本日、インコ日和

充実したお一人様の老後に向けて頑張る50代女子と愉快なインコ達のドタバタ生活を綴ります。

つむぎさんの話

我が家の筆頭インコのつむぎさん。
3歳のパイナップルカラーのウロコインコです。


つむぎさんは、出会いはコロナが広まって緊急事態宣言が出された2020年の5月の連休でした。大手ホームセンターのペットショップにいました。
当時、生後7か月。ゲージデビューもすんだ成鳥でした。ふつう手乗りにするには雛鳥じゃないと難しいので、この子は手乗り崩れの荒長なんだろうなと思いました。でも田舎のしかもホームセンター併設のペットショップにウロコインコなんて滅多に入荷しないので珍しいなぁと思いつつ近づいていくと、その子は怖がるどころか
バシっとゲージの壁に飛びつき近づいてきて、頭を擦り付けてきました。まるで「掻いて~」とでも言わんばかりに!!
ゲージ越しにグシグシとカキカキすると、もっともっとと、さらに顎やら頬やらを擦り付け
そのうちに指をお返しの甘噛みをしてきました。
私の他にも鳥好きなお客さんが来て声をかけたりゲージに指を近づけたりすると、すかさずカキカキをねだりいく愛嬌たっぷりの子でした。嚙みついたり威嚇したりは全くナシ。
普通、一人餌になってゲージで飼育されるようになると、人の手に対して警戒心が芽生えたりするのにそんなの微塵も感じないべた慣れぶり。 なにこれ~超かわいいo((>ω< ))o
連れて帰りたい衝動が沸いたけど、個体の可愛さに比べてお値段は超可愛くなかったので、楽しい時間をありがとう~(@^^)/~~~と帰宅しました。
あんなにべた慣れならすぐ買い手がつくだろうと思っていたのだけれど・・・・
2か月が過ぎても売れずに7月になって小動物コーナーの鳥たちは様変わりしたのに、
このこは一人売れ残り続けました。
お店に足繫く通い、売れずに残っているのを見ると連れて帰ろうかと悩み、でも決めきれず。でも、気になってまたお店に通うをつづけて・・・5月に始まった出会いから季節は初秋の9月になっていました。
その間、家族会議を何度も開き、金銭的なことや飼育期間の事などたくさん話し合って「うちの子にしよう」と決めて9月の最初の日曜日に娘とお迎えに行きました。


購入希望を伝えると、この子をメインでお世話していたというスタッフさんが来てくれて、「ありがとうございます。ずっと売れなかったら自分が引き取ろうかと思っていたんです。本当ありがとうございます」と深々とお礼を言われ、この子の今までも様子や健康状態を詳しく教えてくれました。ゲージから持ち帰り用の箱に移すときも「良かったね~。可愛がってもらうんだよ」と愛おしそうに声をかけてる姿や「穏やかでとてもいい子です。よろしくお願いします」と頭をさげられたときに、本当にこの子に愛情を持ってお世話してくれていたんだなと思い、あためて一つの命を受け取る重みを痛感しました。



帰り際にとっておきのサプライズがありました。スタッフさんたちが旅立ちを見送りに来てくれたんです。会計を済ませて、箱にはいったインコを抱えた私たち親子の周りに10人くらいの人の輪ができてペットコーナーの売り場のスタッフさんたちが次々に「よろしくお願いします」や「良かったね」などの声がかけ、一人の男の子のスタッフ君は目を潤ませながら「本当にいい子なんで・・・。よろしくお願いします」と声を詰まらせながら、箱の中のインコと娘に声をかけてくれました。
この子が成鳥なのに人怖がらず愛嬌いっぱいのインコでいたのは、個々のスタッフさんたちが、毎日心からこの子を可愛がってくれていたからだったと分りました。
こうして、我が家に「つむぎ」さんがやってきました。大事に大事に育ててもらったおかげで人を怖がらず誰の手にも乗る愛嬌は失われず、手を出すと体を寄り添わせてくっつく可愛いインコです。
つむぎを可愛がってくれたお店のスタッフさんありがとうございます。みなさんに可愛がられ看板インコとして身についた営業力は最強で、つむりんの友人たちをメロメロに虜にしております。ヾ(≧▽≦*)o

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